私の大好きなスポーツカー「ロータスヨーロッパ」です。
そのシリーズの中でも“シリーズ1(type46)”と呼ばれる珍しいクルマで、車重は610kgしかないということですから『HE゙AT
SPRINT』よりも軽いんですよ。
このクルマは今日遊びに来てくれたお客さまの愛車の1台(他にも「ルノーサンクターボT」や「AZ−1」などを持っています)なんですが、私の“憧れの「ロータスヨーロッパ」”です。
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「ロータスヨーロッパ」というとロータス製ツインカムエンジンを積んだ“ツインカムやスペシャル(type74)”が有名ですが、私としてはシルエットが大きく異なるこのモデル(type46)が1番好きなんです。
よ〜く見ないと違いがわからないところもあるかと思いますが、よく似た“シリーズ2(type54・type65)”でさえもいろんな部分で:結構異なっているんですよ。
好きになったきっかけは、“超軽量でシンプルなボディ”と“ツインカムではない非力なエンジン”を搭載している点だったのですが、何よりもこのクルマの方向性が大好きで、今ではロータス製のスポーツカーの中では1番魅力を感じています。
フレームとボディが一体(接着してあります)となっているところがメリットでもありデメリットでもありますが、このスタイルを作る上では重要な要素なんですよ。特筆すべきは空気抵抗の低さでCD値=0.29ということですから恐るべき数値ですが、その秘密はボディのフロアパネルにあり、下側まですべて覆われたFRPボディによるもののようです。
せっかく素敵なクルマで来ていただいたので、お言葉に甘えて隅々まで見させていただきましたが、全体的な仕上げレベルではビートの方がよくできており、間違いなく安心して乗れると思いますが、その実用性においてはビートよりもこのクルマの方が数段レベルが高いように感じられます。
確かに乗り降りは少し苦しいものがありますし、シートも固定式で背もたれも調節できませんし、さらにサイドウインドウがハメ殺しなので想像以上の苦労があるようですが、ラッゲージスペースはとても大きくて前後合わせるとビートの10倍以上は楽にありますね。
これならば2人乗ったままショッピングセンターに楽に買い物に行けますし、旅行だって余裕でこなせそうですよ。
ちなみに、このクルマの燃費はリッター当たり10〜12kmというところなんだそうです。
実際に「ロータスヨーロッパtype46」を間近で見ると本当に美しいボディラインで、私としては「ディノ246GT」にも劣らない美しさを感じました。
それは、この“シリーズ1(type46)”に与えられた独特の美しさでもありますが、スポーツカーというよりもクラッシックカーに近い存在になりつつあるクルマですが、そのスポーツ性能は決して現代のクルマにも劣りませんから、私にとっては“永遠のスポーツカー”ですね♪[2007.11.18]