足まわり
剛性が高く丈夫なボディがあるからこそ、足まわりの性能が活きているのだと思いますが、フロア下の空力パーツとともに高い次元のポテンシャルを発揮しておりスポーツドライビングを存分に楽しめる仕様になっています。

  ■サスペンション/「SAMURAIサスペンション」
  ■ブレーキホース/APP「テフロンブレーキホース」
  ■Fブレーキパッド/ディクセル「EXタイプ」
  ■Rブレーキパッド/カーボンロレーヌ「R05タイプ」
  ■Fブレーキローター/ディクセル「ブレーキローターPD」
  ■Rブレーキローター/ディクセル「ブレーキローターPD」
  ■Fアルミホイール:/ボーベット「タイプCF」 5.5J−13
  ■Rアルミホイール:/ボーベット「タイプCF」 6J−14
  ■Fタイヤ/ヨコハマ「ネオバAD05・06 165/60−13」
  ■Rタイヤ/ヨコハマ「ネオバAD05・06 175/60−14」
  ■アジャストスペーサー/GTO
  ■ブラインドスペーサー/オリジナル
  ■リヤコンロールアーム/オリジナル
  ■ロアアーム&ラジアスアーム/純正強化加工品


HE゙AT SPRINTのサスペンションは「BUDDYサスペンション」の仕様変更したものを使用しています。
このクルマはストリートを楽しむためのスポーツカーであることが原点ですから、スーパースポーツ指向(ストリート仕様)のサスペンションである「バーディクラブ製/車高調整式サスペンション」を取り付けているわけですが、バネレートは好みや走りに合わせて変更してあります。
以前はサーキット仕様のサスペンションを取り付けていたのですが、新たな取り組みとして“スーパースポーツ仕様”のサスペンションでの走りを期待していますが、私が思っていたよりも良いですねぇ。

「SAMURAIサスペンション」は
ダンパー性能の高さがスムーズな印象を与えてくれるものと感じていますが、バネレートを高くすればそれに応えられる減衰力を持っていて、峠やサーキットでも十分に楽しめますよ。
ストリートにおいては荒れた路面での追従性も大切な要素ですが、それも期待できる点ではスーパースポーツ仕様として高く評価できることと思います。


このクルマには純正で付いているフロントのスタビライザーが取り外してあります。ずっと以前にはフロントには強化タイプのスタビライザーを取り付けて、リヤにもスタビライザーを追加してあったのですが、車高調整式サスペンションを取りつけた際に一切を取り外して手放してしまいました。
その後に何度かテスト的にフロントにスタビライザーを取り付けてみたこともありますが、その必要性を感じませんでしたので取り外したままなんです。これも高いボディ剛性と高性能なサスペンションのおかげだと考えていますが、最終的にはドライバーの好みだったりしますよね。

ドレスアップの基本ともいえるホイールにはボーベット製「タイプCF」を使っていますが、決して軽くはないヨーロッパの頑丈なホイールであることと掃除がしやすい形状であることが選択のポイントになっています。
それでも、元がシルバー色だったので好みに合わなかったこともあり自分で黒色に塗装し直して使っていますが、その塗装に使用しているのはうちでも販売している「ウレタンスプレイ」で、2液混合型の本格塗料なので強い密着性があり強靭な塗装膜を作っていて良いですよ。
持っているのは5.5−13サイズを2本と6.0−14サイズを4本で、現在はフロント:13インチ+リヤ:14インチの組み合わせで使っています。私としてはフロントに14インチを使用した方が高いグリップとレスポンスが得られるので走りやすく好みに合っていると感じているのですが、13インチを使用した方が加重移動に敏感で危うい感じがして面白くタイヤ代も安く済むのでこちらを選んでいます。(笑)

タイヤサイズは、フロントにはブリジストン製「ポテンザRE01 165/60−13」を履いて、リヤには今や懐かしいダンロップ製 「フォーミュラW10 175/60−14」を履いています。フロントタイヤはそこそこにグリップするタイヤで良いフィーリングなんですが、リヤタイヤはやはり経年変化もあってグリップはかなり低く感じられます。そんなリヤタイヤでもタイヤが温まれば十分にスポーツドライビングを楽しめますから、捨てたものではないと思います。
速く走ることを優先するならば最新の「ADO7」や「RE01R」のようなハイグリップタイヤが好ましいところですが、スポーツドライビングを楽しむだけならば一般的なスポーツタイヤでも悪くないと思います。しかしながら、そのレスポンスやコントロール性はハイグリップタイヤとスポーツタイヤでは比べ物になりませんから、フィーリングを重視したい方はよく考えた方が良さそうですね。

スピードコントロール(止まることではありませんよ)においては、高性能なディクセル製ブレーキパッドを組み合わせて使っていますが、フロントには「Zタイプ」・リヤには「R01タイプ」を使用しています。この組み合わせにしている狙いは“リヤ側のブレーキの効きを強くする”ことにありますが、熱量の大きいフロント側のブレーキ負担を軽減できることにもなり、フィーリングの良さを含めて悪くない選択だと思っています。
この組み合わせならばサーキット走行にも十分に耐えうるパフォーマンスを持っているのですが、価格が高いのが欠点ともいえますが意外にも寿命が長いのは助かりますよ。

ブレーキローターはディクセル製のプレーンローターを使用していますが、フロント側のみクーリング加工(外周カット)を施してあります。今まではリーズナブルなブレーキパッドの性能を最大限に引き出すためにスリットやドリルド加工を施したものを使ってきたのですが、今回はブレーキパッドの質にこだわってブレーキローターにはリーズナブルなものを使用しているというわけです。
またブレーキまわりの冷却効果をあげるために内側に付いているスプラッシュガードと呼ばれるプレートを取り外してあり、さらに「フロントブレーキクーラー」を取り付けています。フロントバンパーに開いている穴から入る風がブレーキまわりを効率良く冷やすように考えているのですが、かなり期待できると思いますよ。


足回りを作っていく上で忘れてはいけないことは、車体=ボディがしっかりしていなければちゃんとサスペンションが動いてくれないということです。特にフロントまわりの剛性アップはサスペンション性能だけでなく、ブレーキ性能も向上させますから効果が高いです。
スポーツドライビングを楽しむためには、運動性能とコントロール性を上げることが何よりも大切なことだと考えていますが、どんなときでもクルマのパワーを無駄なく使いたいですね。[2008.12.25]
フロントの
タイヤ・ホイール
フロントブレーキまわり フロントブレーキ用の
クーリングダクトホース
リヤの
タイヤ・ホイール
リヤブレーキまわり スーパースポーツ仕様の
「BUDDYサスペンション」
※「BUDDYサスペンション」はスーパースポーツ仕様ですから、街乗りでもOKですよ!!