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HE゙AT DRIVER=「プロサービス」とは?
“ビート乗り”でもある代表の「諸岡 光典」とは?
「HE゙AT DRIVER」にできること?
キーワードは、超軽量・NA・ミッドシップ・スポーツカー!!
目指しているのは“スーパースポーツ”です!!
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HE゙AT DRIVER=「プロ・サービス」 とは?
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私の父は私が幼い頃に独立して工場を始めていますが、もともとその道の職人としての技能に長けており機械加工を含めた工作が得意で、そのために小さな工場のわりにはいろいろな工作機械が置いてあります。
根っからモノを作ることが大好きな父なんですが、今もその血は衰えず、本業である溶接の仕事はもちろんのこと、フライスや旋盤などを駆使した“治具作り”に精を出しております。
こんな父がいて、さらに実家が工場だったおかげで、今の私があるわけですね。
クルマや機械が大好きな父の影響もあって私は少年の頃からートバイやスポーツカーが大好きになり、さらに「仮面ライダー」や「サーキットの狼」といった作品の後押しを受けて自分の道を決めてしまったような気がします。
高校では自動車科という特殊な課程を卒業したおかげでメンテナンスに関する基本的な知識と技術を習得し、1981年(20歳)になってそれを活かすべくオートバイ屋に勤めるようになりました。
そのころはスポーツカーよりもオートバイの魅力を感じていて、オートバイ屋のメカニックとしてタイヤ交換からエンジンのオーバーホールまで嫌というほど整備を味わっていましたが、それとともにモトクロスのレーサーになることを夢見てレースにも参加していました。
このレースでの経験はとても大きなもので、マシン(オートバイ)をコントロールするという感覚は今の私のドライビングの源となっていますし、メンテナンスという点においては過酷な状態で使用する+勝つためのマシンですから、それに合わせたメンテナンスやチューニングをすることを通していろいろなことを勉強できました。
しかしながら、そこにかかる費用といったら考えられないようなもので、毎月の給料の60〜70%以上をレース関連の費用とマシンのメンテナンス(ローン代を含む)につぎ込んでいたと思いますが、それでも毎年発表される新型マシンを買うことが出来ませんでしたから、明らかに性能の劣るマシンで戦っていました。
そういう状況下でレースに勝つということは“ウデを磨く”のが何よりなんですが、それとともに“自分に合った扱いやすいマシンを作ること”も大切ですから、マシンのメンテナンスはいつもバッチリでしたよ。
結果的にはモトクロスのレーサーをあきらめて、1984年(23歳)になってもう1つの夢だった格闘技の道に戻ってプロボクシングを始めたのですが、それを続けるためにオートバイ屋をやめることになってしまいました。
その後はフリーアルバイターとしてまったく別の仕事をいくつかしていったのですが、ご縁があってビルメンテナンスの会社に正社員として就職して数年間働くことになり、そしてついには自分の会社である『プロ・サービス』→『有限会社プロ・サービス』を設立しました。その頃はビルメンテナンスの会社であり、ビルメンテナンスのプロフェッショナルとして誰よりもレベルの高い仕事をこなしてきましたが、仕事とは別に大好きなオートバイやスポーツカーとのつながりは絶えることなく、本格的なチューニングやカスタマイズを勉強し続けてきたことは言うまでもありません。
いつかはオートバイやクルマに関係する仕事をしたいという思いがあったのですが、それ以上により楽しい世界を夢見ていたのだと思います。
そういったメンテナンスやチューニングの技術を活かすチャンスがないままビルメンテナンスの仕事を続けてきましたが、「トヨタ
MR2」や「シュペール マルタン」という魅力的なスポーツカーたちに出会ったことがきっかけとなってスポーツカーに対する情熱が高まり、「ホンダ
ビート」という生意気なスポーツカーと出会ったことと、さらに転機というチャンスが舞い込んできて2003年4月1日より現在のSHOPを始めることとなりました。
それでも最初から上手くいくことなんてありませんから、それなりに苦労することも多々ありましたが、常に勉強を続けてきたことと温かく接していただいたお客さまのおかげで、何とかここまでやってこれたというわけです。
とはいうものの、私の中では『有限会社プロ・サービス』はビルメンテナンスの会社ですから、このあたりで“原点回帰”という意味でリセットし、2007年6月1日よりは再び個人事業の『プロ・サービス』として再スタートさせていただきました。
HE゙AT DRIVERは私の“思い入れ”と“こだわり”が導いてくれた仕事=SHOPなんですが、ある意味では“私の趣味の店”とも言えると思います。(笑)
自分が求め続けてきたものを製品化することでスポーツカーが大好きな皆さんに新しい世界を体験していただいてきたわけですが、それとともにそれぞれのドライバー(お客さま)の側に立って喜んでいただけるような製品を企画・開発してきたつもりです。
そのひとつの方向が私のビートであるHE゛AT SPRINTですが、私の思い描く方向にチューニング&カスタマイズした特別仕様で、オートバイのようなスポーツカーを実現させました。
こういうクルマに乗りたいと思う方がいるのかどうかは別としても、公道を走れる純粋なスポーツカーとしては「スーパーセブン」にも劣らない魅力を持っていますから、乗って楽しいクルマであることは間違いありませんよ。
また、街乗りスポーツカーとして仕上げたHE゛AT SPORTも個性的なビートに仕上がっています。こちらは本当は女房のクルマなんですが、私の足代わりとしても役立ってくれています。
店で販売している製品を使ってチューニング&カスタマイズしていますから、誰にでも同じ仕様のビートにすることができるということが大きな魅力だと思っていますが、乗ってみるとその扱いやすいフィーリングに驚くことと思いますよ。
まだまだやりたいことがたくさんありますが、どこまでも私の“思い入れ”と“こだわり”を乗せて、より良い製品をおすすめできるようにしたいと思っています。
より楽しい“スポーツカーとの関係”を提案し、チューニング&カスタマイズだけにとらわれず、スポーツドライビングや新しい楽しみ方をも応援し続けるSHOPでありたいと思っています。[2007.06.01] |
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“ビート乗り”でもある代表の「諸岡 光典」 とは?
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名前は 諸岡 光典(もろおかみつのり)と言いまして、1961年12月16日生まれの男です。
名古屋生まれの名古屋育ちで、家族は*歳年下の女房1人と、おバカな猫4匹と暮らしています。
少年の頃よりスポーツカーやオートバイに興味があり、自動車科のある工業高校で勉強を積んで、卒業の際には「3級整備士」の資格を取りました。
また格闘技にも強く興味があって、中学生のころより空手道を習い始めて高校3年生のときに黒帯(初段)を取りました。フルコンタクトの流派でしたから、防具無しで組み手をするという実戦空手です。
高校卒業後はスグに「陸上自衛隊」に入り“斥候員(偵察)”として活躍していましたので、サバイバル術も少しだけ心得ています。また、このときに銃剣道という特殊な武道にも接していますので、その段位(初段)も持っています。
それと、B級とはいえ一応プロボクサーの資格も持っているんですよ。
20際の頃からモトクロスのレーサーを目指してガンガン走りまわっていましたが、今考えればまるで“ドンキホーテ”のようでした。
そのおかげでずいぶんとオートバイがコントロールできるようになったものの、怪我に苦しむことになって身体へのダメージはいまだに多く残っています。
しかしながら、このモトクロスでの経験が今の“ドライビングの源”になっているのは間違いありませんで、テールを滑らせるようなドライビングを好むのはそのせいだと思います。
モトクロスレーサーをあきらめた後は格闘技の世界に戻ってボクシングを始めて、訳あってサウスポーに転身するもプロデビューを果たし、1988年全日本新人王戦の西軍代表として出場しました。
とはいうものの、やんちゃな私はジムでの練習を断ってスパーリングをせずに試合に出て、なんとTKOで負けてしまいました。まぁ自業自得です。
プロボクサーとしての戦績は“7戦3勝4敗”ですが、負け惜しみではなく一度も負けたとは思っていません。4敗のうちの2敗が試合中の怪我によるドクターストップであり、あとの2敗は仕方なく?!・・・ですね。(笑)
それでも3勝のうち最初の1勝はデビュー戦の判定勝ちですが、ほかの2勝はKO(ノックアウト)勝ちです。
その勝った試合の中でも、一度TKOで敗れたことのある相手との2度目の試合(新人王西軍代表戦)において、キッチリと借りを返せたことが忘れられません。その試合では本当に自分らしい戦い方ができたと思っています。
こうして、自分が本当にやりたいことだけはやってきた思っていますし、本当に手に入れたいものだけはなんとか手に入れてきたのではないかと思っています。
これからも貪欲に追求したいところですね。
スーパーカー全盛期にどっぷりと浸かって育ってきましから今でも「ロータス・ヨーロッパ」や「ランチア・ストラトス」が大好きで、“小型・軽量・ミッドシップ”のスポーツカーにあこがれています。
過去には“和製ストラトス”とも呼ばれていた「トヨタMR2(AW10)」に乗っていたこともありますますが、縁あって「ホンダビート」と出会って現在に至ります。
目指すところは、丈夫で軽量なボディを持っており、そこそこのエンジンパワーを持った“オートバイのようなスポーツカー”に乗ることだったので、それを実現すべくHE゛AT SPRINTを作ってみました。
このクルマは私が期待していたとおりのスポーツカーに出来上がっていて、雨が振ったらどうしようもない?!こと以外はドライバーを飽きさせない魅力を持ったスポーツカーだと思います。しかしながらオートバイ同様に乗るだけで疲れが出そうなクルマですから、その点が欠点ともいえますね。(笑)
次はこいつの性能をフルに発揮できるように、私自身をチューニングしていかなければなりませんが、そのためには峠やサーキットでトレーニングを積んで、もっと上手にクルマをコントロールできる術を身につけなければなりません。
まずは“お山の大将”を目指して、頑張って行くことにします♪[2007.06.01] |
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「HE゙AT DRIVER」 にできること?
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ビートを中心として超軽量スポーツカー(スポーツカーの定義はドライビングを楽しめるクルマと考えますが、車重リミットは800kg程度ですね)を愛するドライバーをサポートしたくて、このSHOPをオープンいたしました。
もっと楽しい“スポーツカーとの関係”を提案し、チューニング&カスタマイズだけにとらわれず、スポーツドライビングや新しい楽しみ方をも応援し続けるHE゙AT DRIVERでありたいと思っています。
1.スポーツカーとして楽しんで欲しいと考えています!!
ディーラーで購入できる市販車ではなく、ドライバーの好みや乗り方・走り方に合わせた仕様を持ったクルマ=スポーツカーとして一緒に時間を過ごすことの楽しさを味わっていただきたいと思います。
『パーツ工房』で製作・販売する製品は、見栄えよりも機能を優先したものをそろえていますが、それによってリーズナブルな価格と目的にあったチューニング&カスタマイズを実現しようとしています。ファッション性を優先したもの一味も二味も違うというわけです。
販売する製品と同じように情報も大切な要素ですから、“役立つ情報”を発信していきたいと考えています。
2.本当に欲しいものはワンオフにて製作します!!.
「こんなパーツが欲しいけれど売っていない・・・でも欲しい!!」と考えている方のために、できる限りリーズナブルな価格でワンオフ(特注)で製作をいたします。うちの製品の仕様変更くらいならば、朝飯前ですよ。
図面などが書ければいちばん良いのですが、そうでなくても“明確な構想”や“自分なりのイメージ”をきちんと伝えていただければ、それが製品に成るようにサポート&アシストさせていただきます。皆さんが思っている以上にコストがかかるものもあれば、逆に思っていたよりも安価にできるものもあります。大切なのは“より具体的なイメージ”を持って製作にあたることと、“製作段階での無駄を省いた工程組み”にあると考えています。ぜひ、ご相談ください。
3.ドライバー自身の手でのメンテナンスをサポートします!!
どんなことでもご相談にのらせていただきますが、基本的には“お客さま自身が先頭に立って進んでいく”ことをサポートしたいと考えています。なのでDIYは大いに賛成ですし、スポーツカーを愛する者にとってそれは必ず役に立つ経験となりますから、しっかりと応援させていただきます。
ただし“いい加減なことや無理なこと、またわからないことには手を出さない!!”ということを守っていただきたいと思います。まずは頭の中できちんと整理し理解してから、実行(作業など)に移すようにしてください。
「道路を歩くときは右端を歩くか左端を歩けば事故に巻き込まれる可能性は低いけれど、真ん中あたりを歩いていると必ず事故に遭う」という映画のセリフがありましたが、“何もしない”または“徹底して行う”ならばミスやトラブルを最低限に抑えることができますが、中途半端な行為はただ単に“怪我の元”にしかならないということです。
だからこそ『プロ』が存在しますので、自分でできないことは『プロ』に任せることも大切なことだと思います。
4.一緒に楽しみたいと考えています!!
共通した趣味!?があるからこそ活気あふれる“オーナーズクラブ”が存在するわけですが、そんなクラブや車種にこだわらず、もっともっとスポーツカーを愛する方々と接していきたいと思っています。
私としてはHE゛AT SPRINTが一番のスポーツカーですが、いろんなスポーツカーのいろんなドライバーと会ってみたいですね。出来れば一緒に峠やサーキットにも走りに行きたいですし、ツーリングなんかも楽しみたいですね。
うちの店は、SHOPというよりは事務所+ガレージ?!という趣ですが、気が向いた時には遊びに来ていただきたいと思います。・・・楽しい時間が過ごせればと思っています♪[2007.06.01] |
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キーワードは、超軽量・NA・ミッドシップ・スポーツカー!! |
私が大好きなクルマはというと、タイトルで述べた4つのキーワードを含んでいるものですが、残念ながら日本のクルマでは「ホンダ
ビート」しかあてはまりません。「マツダ AZ−1」も大好きなクルマですが、ターボはちょっと苦手なんですよ。
以前に乗っていた「MR2(AW10)」も私好みのクルマだったのですが、ライトウェイトと呼ばれるクルマながら“軽さ”が足りませんし、今となってはボディが大きすぎるような気がしますね。(笑)
HE゙AT DRIVERでは「ホンダ ビート」をメインとして「マツダ AZ−1」に対しても同じように取り組んでいるわけですが、それ以外のクルマたちもサポートしたいと考えています。
タイトルの4つのキーワードを供えているクルマが私の好みのクルマというわけですが、この4つのキーワードのうち3つを含んでいるクルマであれば、私としては積極的に製品作りにも携わっていきたいと思っているんですよ。
【超軽量】
軽いクルマといっても何kgまでを“超軽量”と呼ぶのかが問題になりますが、私としては車重=800kgあたりを目安として考えています。
今どきの軽自動車も重くなったとはいえ車重=800kg以下のクルマはまだまだ存在しますから、そんなクルマたちについてはもっと応援したいと思っています。やっぱり車重の軽いクルマを操るのは楽しいですからね。
【NA】
“自然吸気”のエンジンのことで、要するに過給気(ターボやスーパーチャージャー)を備えていないエンジンのことですが、パワー&トルクよりもフィーリングの楽しさを重視したい私としては、NAにこだわりたいと思います。
とは言うものの、スポーツドライビングを楽しむためにはノーマルのエンジンではちょっとモノ足りないところがありますから、吸排気系のチューニングを施してより心地良いフィーリングを手に入れたいですね。
【ミッドシップ】
運動性能が優れていることはスポーツドライビングの最大の楽しみであるコーナーリングをもっと楽しめるワケですが、そのためには“ミッドシップ”のレイアウトが嬉しいところです。
もちろん一般的なFF車でもFR車でも十分にコーナーリングを楽しむことが出来ますが、それでもミッドシップのバランスの方が1枚上手だと考えますから、微妙に扱い難さがあるとはいえミッドシップが好ましいですね。
【スポーツカー】
どういうクルマを“スポーツカー”と呼ぶのかは乗り手の自由だと思いますが、少なくともスポーツドライビングを楽しむためのクルマがスポーツカーだと思っています。
私としてはスポーツカーらしいスタイリング等にはこだわっていませんので、「ミニ(旧型)」だって「サニートラック」だって仕上げ方次第ではスポーツカーになると思っています。ステアリングを握っただけで嬉しくなれるのがスポーツカーですよね。
「ミニ(旧型)」のパワーユニットや足まわりを利用して作ったミッドシップのスポーツカー「GTM クーペ」はすべてのキーワードを備えていますから私の大好きなクルマの1台ですし、憧れの「ロータス ヨーロッパ」・「ロータス エリーゼ(一部を除く)」もすべてのキーワードを備えたクルマということになります。
ミッドシップの中でもフロントにエンジンを積んでいる“フロント・ミッドシップ”というタイプは私のイメージとは異なりますが、基本的にはスポーツカーとしての性能を高めるための工夫ですから、それを考慮すると「スーパーセブン」などもすべてのキーワードを備えていることになりますね。
しかしながら、これらのクルマたちを“スポーツKカー”と比べるのは酷かもしれませんけど・・・。(笑)
私が考えているスポーツカーとは、速さを競うことではなく純粋に走りを楽しむことを前提にしていますから、こんなキーワードを備えているクルマが大好きなわけです。
とはいうものの、私としてはノーマルの「ホンダ ビート」がスポーツカーであるとは残念ながら思っておりません。しかしながらスポーツカーとしての素質がとても大きいクルマだと感じていますから、乗り手(ドライバー)に合ったチューニング&カスタマイズを施して、ぜひともスポーツカーとして乗って楽しむことをおすすめしたいと思いますね♪[2009.03.26] |
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目指しているのは“スーパースポーツ”です!! |
走りを楽しむためのクルマがスポーツカーだと思っていますが、私が目指しているのは、もう少しだけ走りを重視した“スーパースポーツ”というカテゴリーなんです。
そもそもスーパースポーツなんていう表現は最近はあまり耳にしなくなった感がありますが、スポーツカーの雰囲気や乗り味を楽しむだけでなく、走りの性能やクルマのコントロール性を楽しむことにウェイトを置いているのが、このカテゴリーの方向だと考えています。
もちろん速さも大切な要素のひとつですが、決して速さだけを追求しているわけではなく、それ以上にスポーツドライビングを楽しむことを大前提としているわけですよ。
私のHE゙AT SPRINTもスーパースポーツというカテゴリーに属するクルマだと考えてはいますが、あまりにも走り以外の装備が欠如しすぎてしまって、レースカーに近づいてしまっているように思います。よ〜く考えると、走りを楽しむだけならば“ロードゴーイング・レーサー(公道を走れるレーシングマシン/ただしサスペンションはストリート用のセッティングが必要)”がもっともそれに適しているわけですから、当たり前のことなんですよね。
エンジン性能は大したことがありません(耐久性を考えてエンジン本体はノーマルで、吸排気系およびROMをチューンした仕様)が、クルマ作りに関してはレースカーと同じような手法で作られているといっても間違いありません。とはいえ、目指した方向の違いによって『速く走るためのクルマ』ではなく、『楽しく走るためのクルマ』になっていることが大きな違いですが・・・。
『速く走るためのクルマ』としてクルマ作りを進めたならば徹底した軽量化をしたでしょうし、ホディにステンレス製の補強フレームを取り付けるのではなく、スチール材のパイプを直接溶接して作ったと思います。そうすれば今よりも50kg以上軽量化できたと思いますが・・・、機会があればそういうクルマも作ってみたいですね。
HE゙AT SPRINTでは、私なりに軽くすることにこだわりましたが、それ以上にこだわったのが“コントロール性の向上と壊れないこと”でした。それを目指して作っていたら、いつの間にやらこういうスタイルになってしまったというところです。(笑)
最初はドア部分を完全に固定化(今と同じ仕様化)して屋根(幌一式)とサイドウインドウだけ無くなる予定だったのに、ついにはフロントウインドウまでも切り取ってしまって、快適装備は無いに等しい?!クルマになってしまったのですが、それでも走らせればこれほど楽しいクルマは無いと思っていますよ。
こんな過激?!なクルマ作りは他人にはおすすめしませんが、それでも、こんな風に“走ることそのものを楽しめる”ようなクルマ作りは、スポーツカーを走らせることが好きなドライバーにはどんどん提案したいと思っています。
特にミッドシップのスポーツカーである以上は、動力性能よりも運動性能にこだわって、ドライバーの意のままに走らせることのできるスポーツカーに育てるのをサポートしたいと思っています。だからこそ、まずは剛性アップから提案しているというわけなんですよ。
ドライバーによってはクーラーも大切な走りの装備だと考えている方もいますし、内装だってキレイで充実していた方が良いと思っている方たちも多くいることと思います。
峠やサーキットで走りを楽しむことだけがスポーツカーの楽しみだとは考えていませんから、自分の好みでチューニングやカスタマイズを楽しまれるのが一番だと思っていますが、スポーツカー本来の楽しさ=走ること(≒スポーツドライビング)の楽しさを忘れないで欲しいと思いますね。
スポーツカーというとちょっと曖昧なジャンルでくくられているような気がしますが、私としてはスーパースポーツという心地良い響きのあるカテゴリーの中で、スポーツカーを楽しんで行きたいと考えています。
それは純粋に走りを楽しむことを目標としていますが、それとともにクルマばかりを進化させるばかりではなく、ドライバー自身も一緒に進化していって欲しいと思います。そのためには、サーキット等の安全な場所でトレーニングするのも悪くないものですよ。
私とてしては、自分のクルマの性能を100%発揮させられるようになりたい(=できる限り100%に近づけるようになりたい)と考えています。速さではなく、そのクルマの能力を引き出すこと、それがスーパースポーツの目指すべきところなのかも知れませんね♪[2007.08.23] |
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