ボディまわり
乗ってみるとすぐに違いがわかるほどのフィーリングなんですが、それでも“乗り手を選ばないスポーツカー”なんですよ。そのポイントは、しなやかで強いボディとバランスです。

  ■マッスルフレームF1/オリジナル
  ■マッスルフレームF3/オリジナル
  ■マッスルフレームF4/オリジナル
  ■マッスルフレームR1/オリジナル
  ■マッスルフレームC4/オリジナル
  ■マッスルフレームC5/オリジナル
  ■リアスポイラー/純正


“乗り手を選ばないスポーツカー”をコンセプトとしてこのクルマを仕上げていたのですが、やはり当初の計画よりも剛性を上げたセットアップとなってしまいました。このクルマを購入した当初は女房用のマイカーとして“最低限ここまでは補強しておきたい!!”というレベルだったのですが、このクルマに乗る機会は私の方が多いこともあり、ついつい“スポーツカーらしい仕様”になってしまった・・・というわけなんです。
ボディ補強の仕様としてはサーキットでも十分に楽しめるレベルになっていますが、意外?!にも女房は気に入っているようで高い剛性感が安心感に変わっているようです。
これで車高調整式サスペンションを取り付けたならばHE゙AT SPRINTを追い回せるようなクルマに仕上げられると思いますが、その場合は「ネオバ」クラスのハイグリップタイヤを前後に履く必要があると思いますね。

スポーツカーらしく走らせられるように施されたボディ補強は、ボディの不必要なねじれやたわみをコントロールして、そこそこに剛性アップした“しなやかさのあるボディ”を目指しています。
特にノーマルのフロントまわりの剛性は低すぎますから、その部分の剛性アップを重視していますが、それに併せてリヤまわりの剛性アップをバランス良く施すことで、乗りやすくコントロールしやすいクルマに仕上げられていますよ。

ボディの剛性アップにより運動性能を数段向上させることができますが、その運動性能を最も左右するのがサスペンションです。当初からノーマル+α程度のサスペンションの装着を前提にセットアップしていますので、今回選んだ「カヤバ製SRスペシャル・ダンパー」は乗り心地を悪化させることなくスプリングの動きを抑制しますので、街乗りメインのクルマとしては悪くないセットアップだと思いますが、正直なところ走りを楽しむには良い選択ではありません。
価格的には純正品よりも大幅に安いので、純正の乗り味を求めるのであれば悪くないと思いますが、スポーツカーとしての走りを楽しむならば「ACREサスペンション」あたりがおすすめですね。

ボディ剛性やサスペンションのセットアップが出来上がったならば、もうひとつ追加したいのが“空力の恩恵”です。そこでフロントの揚力を抑えるために「フロントアンダーカバー」を取り付けています。これによって高速走行でも安定したスタビリティを得られますから、高速走行の多い方にはおすすめですね。
さらに、「グランドエフェクター」を超える空力性能を発揮する「マッスルフレームC4」を取り付けてありますが、このアンダーフロアスポイラーのおかげで、時速100キロを超えるような高速走行でも不安を感じることなく走れるようになっていますが、街乗りレベル(時速60〜70キロ)でもクルマのフワフワ感を抑えてくれますから、スポーツ派の方でなくともおすすめしたい製品ですが、やはり「フロントアンダーカバー」との併用が理想的だと考えています。

オリジナルの“フェスティバルレッド”に全塗装(といっても色焼けしていたボディ表面だけですが)されたボディは、よく見ると小さなへこみなどがかなり増えていますが、色合いだけでもピカピカになっていますから満足しております。
まぁワックス掛けを含めた様々なメンテナンスは、すべて私の仕事になります(女房はそういうことが好きではないので・・・)が、一般的なメンテナンスだけで終わりそうですね。(汗)


このクルマは“乗り手を選ばないスポーツカー”をコンセプトとして作っていますから、欲しいものを取り付けた仕様ではなく、お財布と相談しながらスポーツカーとして楽しむために必要最低限のチューニングを施したつもりです。
基本的には乗り手に合ったカスタマイズやチューニングを施しているつもりですが、街乗り&ツーリング仕様のスポーツカーとして皆さんの参考にしていただければと思っています♪[2008.11.23]
必要不可欠な補強の
「マッスルフレームF1」
フロント周りの秘密兵器!?
「マッスルフレームF3」
フロント補強の主力パーツ
「マッスルフレームF4」
ミッドシップらしさを強調する
「マッスルフレームR1」
空力効果で安定させる
「フロントアンダーカバー」
「マッスルフレームC4」
小さなドレスアップ?!
「純正リヤスポイラー」
※表面の美しさだでなく、機能美みたいなものを感じてもらいたいですね。